[ 下克上受験] 第6話 金曜22:00~23:00 TBS系列

「まだまだ未熟なパパ達の奮闘記」

 

 

子供の頃、大人の完璧さに憧れた。
先生や父や母はなんでもできると思っていたし、
大人は生まれたときから大人で
親は生まれたときから親なのだと
信じて疑わなかった。

 

桜井信一(阿部サダヲ)や徳川直康(要潤)を見ていると
親は子供以上に悩んでいるのだな、と思う。

 

香織(山田美紅羽)の成績は一進一退。
一方の麻里亜(篠川桃音)も、偏差値が若干落ちていた。(それでも65)
その事に対して、子供以上に焦り悩んでいたのは父親達。

 

信一は、どんなに教えても忘れてしまう香織に対して苛立ち、
一方の徳川は、偏差値が下がった娘を休学させようとする。
そして2人の父親が出した結論は、
もう娘同士を会わせないようにしよう、ということだった。
とても安直だし、おいおいと思ってしまうやり方だけど
もう必死なのだ。

 

そして、これを最後にしようと信一が開いたバーベキューには、
麻里亜は姿を現さなかった。

 

1人で現れた徳川は、
「香織ちゃんは、友達じゃなくてライバルだから」
だから行かないのだ、と麻里亜自身で決めたことを尊重する、と言った。
徳川自身、子供時代には勉強しかしないような子だった。
けれどそれは、運動も音楽もなにも得意ではない自分にとって唯一誇れることが「勉強ができて、偏差値の高い学校に入る」ことだったからだ。

 

あの頃の自分と麻里亜を重ねて、
友達と遊ぶ事よりも勉強を選んだ麻里亜の気持ちを尊重したのだ。

 

しかし、器用なのはやはり女性で、
香夏子(深田恭子)や担任の小山(小芝風花)の取り計らいがあったことで
麻里亜を含めたクラスの子達がバーベキューに参加し
受験前最後の楽しい時間を過ごすことができた。

 

信一も徳川も、やり方は違えど日々迷っていることは同じで、
子供にどう接するか、迷って、悩んで、模索しているのだ。

 

だから特に不器用な徳川が、
初めて麻里亜の頭をくしゃっと撫でるそのsv姿に、
そしてそれに対して少し驚きながらも嬉しそうに笑う麻里亜の姿に、
とてもとても感動してしまった。

 

親も完璧じゃなかったんだな、と今ならわかる。
子供が悩むのと同じように、悩んで試行錯誤して、失敗して。
みんなが完璧に「親」なわけじゃなくて、
みんなが器用に「親」として子供と接する事ができるわけじゃない。

 

けれど、親の願いはただ1つ。
「自分の子供に幸せになってほしい」
ただそれだけなのだ。
そして子供の願いは「完璧な親」ではなくて
自分と一緒になって悩み、進んで行ってくれる親なのだ。

 

 

たがみゆうこ

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