[ 下克上受験] 第5話 金曜22:00~23:00 TBS系列

「色んな形を模索して、中学受験へ立ち向かって行くのだ」

 

 

中学受験に専念するために、会社を辞めた信一(阿部サダヲ)。
その代わりに働き始めたのが香夏子(深田恭子)です。

 

どんな状況にせよ、女性はわりと順応力が高く、
男性はそこが弱いというのが、なんとなく男女の違いな気がするけれど
この夫婦はなんだかその典型で。
香夏子は、持ち前の素直さを人当たりの良さで、わりと仕事が上手くいくのだ。
一方、その生活に戸惑うのは信一の方だ。
一日中家にいることにはなんだか慣れないし、
でも香夏子は思いのほか上手く行っているようで、
すこし複雑な気持ちになってしまうのだ。

 

もやもやとした気分だった信一は、なにかが起こったときに
「それ見たことか!」
までは言わないけれど、そんなような態度になる。
それが大きく露呈したのが、ガスコンロつけっぱなし事件だ。

 

その日は香織の模試当日で、信一も香織も早々に家を出て、
香夏子も担当客との約束時間が早まったため慌てて家を出た。
だから、やかんを火にかけっぱなしな事に気付かなかったのだ。

 

被害はそれほどでもなく、事なきを得たが、
信一は「契約が取れたからって浮かれてるんじゃないのか」
と、キツイ言葉を浴びせてしまう。

 

でも、そんな2人を見守っている信一の父・一夫(小林薫)がこう言うんです。
「信一は勉強を教える、香夏子さんは外に出て稼ぐ。そう決めたんだろ。
見栄を捨てて、香織のために夫婦が力を合わせて頑張らなきゃいけないんだろ」

 

今まで外に出て働いていた信一にとって、慣れないことばかりかもしれない。
けれど、どんな選択であっても、それを決めたのは2人自身なのです。
香織の中学受験合格、ということを一番の目的に置いた結果の、行動なのです。
これが良い!と考えた末の選択でも、やってみたら上手く行かないことなんてたくさんある。
思い通りにいかないことがほとんどだ。
信一が主夫になり、香夏子が働くことが、桜井家にとっての一番の選択だったかどうかはわからないけれど、
そう決めた以上、それを正解にしていくしか道はない。

 

全国模試を受けた香織の偏差値は10以上も上がり、52になりました。
もちろんまだまだ合格圏内にはほど遠いけれど、
信一や香夏子や、香織自身の努力が実った結果がきちんと表れているんです。

 

父も母も子供も、みんなで試行錯誤するのだ。
時には上手く行かないことや、誰かのせいにして逃げたくなるときもあるけれど、それでも、少しずつでも、前に進む。

 

泥臭いかもしれないけれど、それこそが、桜井家のやり方なのだ。

 

 

たがみゆうこ

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