阿蘇山のカルデラ噴火の歴史を振返る!過去の被害状況やレベルは?
2015年9月14日に阿蘇山が噴火し、警戒レベル3まで引き上げられましたね。
依然として緊張状態が続く阿蘇山ですが、過去にはどんな噴火の歴史が存在するのでしょうか?
過去の噴火による被害状況やレベルの深刻度も見ていきたいと思います。
カルデラ噴火について
阿蘇山噴火のことをカルデラ噴火と呼ぶことがありますが何故なのでしょうか?
カルデラというのは山の名前とは関係ありません。
火山活動によって結果的に発生した凹みのことをカルデラといいます。
カルデラを形成するほど破壊的な噴火というところから、カルデラ噴火という名前がついたようです。
カルデラって世界遺産にも出てきそうなおしゃれな名称ですが、実は恐怖を象徴する言葉でもあるのですね。実際外から見るカルデラって綺麗ですからね。
ちなみに世界一のカルデラという噂もあるようですが、実際はインドネシアのトバカルデラが最大です。
噴火の歴史を振返る
さてさて現在人々を脅かしている阿蘇山の噴火ですが、過去にはどんあ噴火の歴史があったのでしょうか?被害状況も見ながら早速振返っていきましょう!
過去4回にものぼるカルデラ噴火
カルデラ噴火とも呼ばれる大規模な噴火は過去に既に4回起きています。
- Aso1:約26万年前
- Aso2:約14万年前
- Aso3:約13万年前
- Aso4:約9万年前
中でも9万年前のAso4は北海道まで火山灰が流れるほどの大噴火でした。
阿蘇山は九州にあるのでつまり日本全体が被害に遭っているということです。
つまり噴火の歴史を繰り返すたびに噴火の規模は大きくなっています。
また研究によると100年以内に日本でカルデラ噴火が起こる確率は1%です。
これを高いととるか低いととるかはあなた次第ですが、個人的な感想は恐ろしく高い気がします…
もしかしたらカルデラ噴火がいつ起こってもおかしくないのかもしれません…
最近の噴火
カルデラ噴火ほど大規模な噴火は9万年前以降起きていないが、火山活動自体は続いています。
時には犠牲者が出るほどでもあり、噴火警戒レベルが出てない時でも油断していいものではありません。
活火山を上る時は、必ず情報収集を怠らないで下さい。
一番は近づかないことなのですが…
噴火レベルについて
現在噴火レベルは3まで引き上げられていますが、そもそもこのレベル3というのはどれくらい警戒すべきものなのでしょうか?
レベルは5段階
噴火レベルは5段階に分けられています。
- レベル1:活火山であることを留意(2007年12月1日)
- レベル2:火口周辺の規制(2015年11月23日)←今ココ
- レベル3:入山の規制(2015年9月14日)
- レベル4:避難準備
- レベル5:避難が必要←熊本地震でここになる危機あり
つまり阿蘇山の現在ではレベルで見るとまだ2段階目ということです。
でも近くに住んでいる人は気が気じゃないですよね…いつ避難になるか分からない状況ですからね…
最近で噴火警戒レベル5まで引き上げられたのは、口永良部島の噴火です。
▼口永良部島の噴火
恐ろしいですね…
幸い島の住民は全員避難していたので犠牲者は出なかったようです。
ただまだ全員の帰島は成されていないようですね。
早く平穏な生活が戻ることを心から祈ってます。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
日本の自然災害は地震や台風に目がいきがちですが、もしかすると一番警戒すべきなのは噴火なのかもしれませんね。
僕は幸いなことにどの災害も自分に害が及ぼすほどの経験はしていないのですが、もう少しこの自然災害の問題に目を向けるべきですね…
自分の身の回りに起きていないとどうしても他人事のように感じてしまうのが恐ろしいところですね。