EU離脱が日本に与える影響を分かりやすく解説!メリットは?

--Sponsored Link--

 

イギリスのEU離脱が今後自国に与えるダメージは大きいと言われていますが、日本への影響はどうなんでしょうか?

ということでEU離脱が日本に与える影響を分かりやすく解説してまいりたいと思います。

またデメリットばかりが予想されますが、メリットは無いのでしょうか?

EU離脱が日本に与える影響を分かりやすく解説!

EU離脱が日本に与える影響として大きなものは、”円高”と”イギリスに拠点をおく企業へのダメージ”でしょう。

早速解説してまいります。

EU離脱で円高に?輸出産業に影響。

まずEU離脱のような世界的な経済に大きな変化を及ぼすコトが起きると、投資家は”リスクオフ”を行う傾向にあります。

“リスクオフ”とは、言葉の通り”リスクを無くす”ということで、経済の動きが怪しくなれば当然、投資も慎重になりますよね?

そうした時に、投資家は比較的安定している日本円を買う流れに動きます。

 

円買いが進むとその影響で円高が進みます。

そして円高が進むと、日本の輸出産業に歯止めが掛かります。

 

円高とは円が高くなるということ。

例を挙げると、1ポンド=160円だったものが1ポンド=150円になるといった具合です。

今まで160円の日本の商品は1ポンドで買えたものが1ポンドじゃ買えなくなるということです。

つまり海外から見ると、日本の物価が上がるということです。

 

 

そうするとどうなるかというと、日本のモノが海外で売れにくくなります。

今までに比べて高くなりますからね。

輸出産業をメインに行なっている企業は間違いなく何かしら影響を受けてしまう可能性大ということです。

 

円買いが進むと何故円高になるかは、「みんながこぞって買うもの=価値がある=高くなる」くらいのイメージで大丈夫です。

円高でデフレが進むと日本経済を衰退させる?

円高が進むと輸入品が安くなります。

輸入品が安くなれば、それに対抗しようとして国産品も値下げしてきます。

結果物価が下がります。

 

物価が下がればラッキーかと思うかもしれませんが、利益が減るので、日本企業は衰退していきます。

そうすれば労働者の賃金も自然と下がります。

賃金も下がれば購買意欲も下がり、更に利益が減る…

 

このような悪循環をデフレ・スパイラルと言います。

EU離脱でイギリスの関税優遇が無くなる?日系企業に影響。

もしEU離脱でイギリスとEU加盟国間にあった関税優遇が無くなれば、イギリスに拠点を置いている日系企業はダメージを被ります。

一つ一つ見ていきます。

■関税とは?

関税とは外国からの輸入品に掛かる税金のことです。

輸入する側から見れば、関税が掛かると当然購買意欲は下がりますよね?

(消費税が上がった時のことを想像して下さい)

つまり輸出する側から見ても、輸出先の国の購買力を下げることになるので、輸出によって海外で市場を拡大したい企業にとっては関税は邪魔になるとことです。

■イギリスとEU加盟国間との関税優遇について

じゃあ今までは関税が無かったのかというと、当然イギリスとの輸出入に関税は掛かります。

でもイギリス自身はEU加盟国間との貿易に関税はゼロです。

 

そうすると日本側としては、イギリスに企業の拠点を置き、イギリス内で生産してEU各国に輸出させるという戦略に出ます。

日本で生産して輸出するよりも、関税がかからない分、コスト面から考えて商品の競争力は高くなりますよね?

そうした戦略が今回のイギリスのEU離脱によって台無しになろうとしているのです。

 

もしイギリスの関税優遇が無くなれば、当然イギリスに拠点を置いていた企業は不利益を被ります。

他のEU加盟国に拠点を動かすのにもコストが掛かりますしね。

自動車産業などはここ積極的にイギリスに投資しているので確実にダメージを受けるはずです。

 

結果として、日本の企業の海外での競争力が落ちてしまうということです。

何かメリットは無いのか?

円高だけを見るとメリット・デメリットは一長一短なところはあります。

輸出産業がメインの企業に向かい風なら、逆に輸入産業をメインにする企業にとっては追い風になるようなイメージです。

 

 

ただイギリスに拠点を置く企業にとっては確実にデメリットしか無いし、日本の内需は現象傾向にあるので、やはりメリットは無いんじゃないかと思います。

 

あとは海外旅行が安くなりますね。

Sponsored Link
サブコンテンツ

このページの先頭へ