EU離脱で人身事故の数が増えるのはなぜ?FXの借金が理由?
EU離脱が今後日本経済に与えるダメージは大きいと言われていますが、その中で、早くも目に見えるカタチで起きている悲劇があります。
それが人身事故の数の増加。
EU離脱が、人身事故に繋がるのはなぜなのでしょうか?
理由であるFXによる借金について迫ってまいります。
EU離脱後に起きた人身事故の数は?ホントに増えているの?
EU離脱による為替レートに変動があったのは、6月24日の午前7時頃。
これによる影響が人身事故を誘発してるのであれば、コレ以降の時間の人身事故の件数が増えるはずです。
6月24日の7時以降で、実際に確認されている人身事故の数はニュースだけでも4~5件。
ツイッターの反応などを見ると10は超えているでしょうね▼
これ全部ユーロの影響かな?全部人身事故やわ(‘・ω・`) pic.twitter.com/zsdqhC1maI
— イナバの白兎 (@shirousagi1110) 2016年6月24日
■普段はどれくらい人身事故は起きている?
2005年から2014年の過去10年間で、人身事故が発生した数は1万2304件であることが発表されています。
ここから一日の平均人身事故数を計算するには全件数を全日数で割ればよいので▼
12304÷(365×10)=3.37…
大体1日3~4件起きているということになりますね。
実際には年々人身事故は増加傾向にあるので、1日当たり5~6件くらいは起きていると考えて良いでしょう。
それでもやはり、今回の数は平常時に比べて多いということが分かります。
人身事故が増えるのは何故?FXによる借金が理由?

引用元:http://88e.blog.fc2.comより
では何故、EU離脱が人身事故の増加に繋がるのか?
これに関してはFXが関わっていると考えられます。
EU離脱による影響でドル円とポンド円などの為替レートがかなり大きく変動しました。
結果的に言うと、大幅な円高が起きてしまいました。
FXは外貨と日本円の売買を通じて利益を得る投資です。
円高の時にドルを安く買い、円安の時に売れば利益が出て、逆の場合は損します。
例:1ドル=100円の時に100ドル買う(100×100=10000円の支出)→1ドル=110円の時に100ドル売る(110×100=11000円の収入)
11000-10000=1000円の利益。
今回のような急激な円高になった時はこの逆のパターンとなり、多くの外貨を持っていたら大幅な損害を出してしまいます。
FXにはレバレッジ(証拠金倍率)という仕組みがあり、証拠金を担保にして、自分の資金の何倍もの投資が行うことが出来ます。
例えばレバレッジを20倍にした場合、自分の資金の20倍の投資が行えます。
証拠金を1万とした場合、20万分の取引が出来るということです。
先程の例だと20倍、20000円の利益を得ることが出来ます。
逆の場合は20000円の損益が出ます。
つまりハイリスク・ハイリターンという訳です。
じゃあレバレッジを高くすると、下手したら多額な借金を生むのでは?と思うと思いますが、FXには強制ロスカットという仕組みがあり、自分の証拠金に対してある一定の割合の損益が出ると、強制的に売りに出され決済が行われます。
先ほどの証拠金が1万であれば、5000円以上損益が出たら強制決済されるといった具合です。
つまり損益が証拠金の範囲内で収まるので、借金することは無いということですね。
しかしこのロスカットが働かないケースというものが存在し、それが故に多額な借金を背負ってしまうことがあります。
その一つが今回のような”急激な為替レートの変動”が起きた時です。
ロスカットによる強制決済は、自分の外貨を買ってくれる相手が買い手がいてこそ成り立つ原理です。
今回のような急激な円高があり、大量のロスカットが発生した場合、売り手に対して必ず買い手が不足します。
(価値が下がっているものがいきなり大量に売りだされても、売れ残ることを想像して頂ければ分かりやすいかと)
どんどん価値の下がる通貨を売ることも出来ず持ち続ければ…あとはお分かりですよね?
これがFXのレバレッジによる借金が生まれる仕組みです。
また今回はギリギリまで残留が優勢だったという世論調査の結果が、投資者の読みを大きく狂わせてしまったのでしょうね。
イギリスがEUを離脱すれば、国の信用力は落ち、合わせてポンドの価値も下がり、ポンド安になることは予想されていましたので、最初から離脱派優勢でコトが進んでいればある程度のリスク回避は出来たはずですから。