[ 下克上受験] 第2話 金曜22:00~23:00 TBS系列

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「中学受験の決意のきっかけは塾講師の塩対応にあり。」

 

 

中学受験をする、と決めた香織(山田美紅羽)。
さっそく父・信一(阿部サダヲ)と一緒に大量の参考書を買いこむところから
始めるのだけど、母・香夏子(深田恭子)は、まだ受験に対して非協力的。
まだまだスタートを切ることができてない。
その理由は、3人それぞれがもやもやと悩んでいるからだ。

 

香織にとっての悩みは、友達。
受験すると決めたものの、友達にはまだ言えていなくて。
転入生の徳川真里亞(篠川桃音)も受験する、と聞いたことをきっかけに
仲の良い友達にも打ち明けるのだけど
「馬鹿だから受かる訳ないじゃん」
「馬鹿のうちらとはもう友達じゃないってこと?」
と言われて、答えに詰まってしまう。

 

公立の小学校でも差はあるけれど、香織の通う小学校で私立受験をする子供は珍しい、ということ。
友達と違うことをするって、
小学生にとってはそれだけで結構勇気がいるのだ。
勉強が決してできるわけではない自分が受験をするなんて
中々堂々と言えないのだ。

 

父・信一にとっての悩みは、塾に入れるべきかどうか。
後輩の楢崎(風間俊介)や、中卒仲間達には、「塾に入らずに受験するなんて無謀すぎる。塾に入れるべきだ。」と言われ、悩みます。
信一にとって問題はお金ではなく、
塾に入る事が香織にとって良い選択なのかということ。

 

母・香夏子の悩みは、香織が本当に受験をするべきなのか。
中卒でも十分に幸せだし、
受験をすることでもしかしたら頑張ってもできない自分にがっかりするかもしれない。
そんな思いをさせたくない。
だったら、受験なんてしない方がいいのではないか。
子供を守りたいと願う母親として、当然の気持ちだと思う。

 

それぞれの立場で、本当に受験が必要かどうか考えに考えて。
答えを出すきっかけになったのが、塾の体験授業だった。
塾講師の、問題が解けない香織に対する対応が塩すぎた。
というか、最悪だった。
タレント性のある塾講師なのだけど、
黒板に問題を書いて挙手させて答えさせるだけの
授業なの??と疑うような授業。
難しい問題に挑戦しようとする子供に対しての
「どうせできないからやっても無駄」発言。
すさまじい問題講師。

 

この出来事がきっかけで、信一は決意を新たにした。
塾には通わせず、自分も香織と一緒に勉強する、と。
「香織が解く問題は自分も全部解くし、香織だけがやるドリルなんて1ページもない」
と、言い切るのだ。

 

そして、信一の真剣さと香織の前向きな姿勢に
香夏子も2人を全力で応援することを決めた。

 

親子3人の心が、揃った。

 

祖父の一夫(小林薫)が自作した机と看板で自宅に勉強部屋もできた。
「俺塾」の始まりだ。
親子3人の受験への挑戦が本格的にスタートしたのだ。

 

 

たがみゆうこ

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