[ 下克上受験] 第9話 金曜22:00~23:00 TBS系列
「とうとう受験の日がやってきた・・・!」
受験する前より偏差値が下がった香織(山田美紅羽)。
けれどその後も父・慎一(阿部サダヲ)と勉強を続け、偏差値は62に。 (最初と比べて20上がってる。しかも塾ナシ)
受験日までとうとうあと1ヶ月を切り、周りも落ち着かない。
わたしは高校と大学受験の経験しかないけれど、 受験直前って色々なことをぐるぐるととりとめもなく考えちゃう。
落ちたらどうしようっていうプレッシャーに心がやられる。
しかも、香織の場合は友達みんなは受験しない。
「落ちたら格好悪い」という不安
受験する人が圧倒的に少数派で、勉強のためにずっと学校を休んでいる。
それなのにもし落ちたりなんかしたら、絶対に馬鹿にされてしまう。
そう考えるのも無理ない。
勉強も手につかなくなっていた香織をケアしたのは、母・香夏子(深田恭子)だった。
「もし落ちたら、絶対みんなに笑われる!」という香織を 「そんなことないよ。」と、学校まで連れて行く。
そこにいたのは、外で卒業制作をしているクラスメイトだった。
担任の小山(小芝風花)と香夏子が連携して、取りはからったことだったのだけど、友達に応援してもらえたことで、香織の不安は解消する。
難しすぎる志望校
香織が目指している桜葉学園は、富士山のような学校なのだ。
誰もが知っている日本で一番高い山。
香織は他の私立を受けることもせず、そのトップの学校を単願で受験する。
今まで応援してきた楢崎(風間俊介)もこれには反対で、 他にもいい学校はたくさんあるし、なにも桜葉だけが全てではない。
もう少しレベルを下げるべきだ、と進言する。
それでも、慎一の気持ちは変わらない。
「日本で二番目の山は?」と聞かれた時に、大抵の人が答えられないし、何メートルだから二番目なんだよ、と説明しなくてはいけない。(ちなみに北岳) 慎一が求めているのは、「この学校出身だ」と一言言えば誰もがわかる学歴なのだ。
正しいか正しくないかは置いておいて、それは、今まで働いてきた慎一が、嫌と言うほど思い知ったことなのだろうと思う。
そして、受験当日
とうとうやってきた受験当日。 中学受験をすると決意し、その日から始まった受験勉強。 慎一は仕事をやめ、逆に香夏子は働きだし、様々な状況が一変した。 誰もが悩み、葛藤し、支え合って、受験勉強を続けてきた。
「これだけやった」 と堂々と言えるところまで来ることができたのだ。 試験を終えて、香織は 「やりきった」と笑顔で答える。
元アイドルグループのリーダーが言う、 「努力は必ず報われる」 ということを見せてほしいなと思う。 ここまでやってきた、その努力や思いで合否が決まれば絶対受かるのに。 努力や思いは報われるのだろうか。
結果は、来週だ。
たがみゆうこ
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