美白効果の高いハイドロキノン。正しい使い方や効果は?
美白に効果があると言われている成分は数多くありますが、最近よく耳にする「ハイドロキノン」って気になりますよね。
美白業界注目の成分らしいですが、どんな効果があって、どう使えばいいのでしょうか。
ハイドロキノンの効果やおすすめの化粧品など、調べてみました。
1. 美白業界注目の成分、ハイドロキノンってどんな効果があるの?
欧米では、「美白といえばハイドロキノン」と言われるほどメジャーな美白成分です。
肌の消しゴムと呼ばれるほどシミやくすみなどに効果があり、日本では皮膚科での美白治療で使用されてきました。
最近になって、化粧品の成分表示に伴う規制緩和によって市販の化粧にも配合されるようになってきました。
ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素の生成を抑えるだけでなく、メラニンを作る働きのあるメラノサイトそのものを減少させることができる成分です。
シミの予防に役立つのはもちろん、すでに皮膚に沈着したメラニン色素にも作用するので美白するうえでかなり有効な成分といえます。
2. ハイドロキノンが入った化粧品はどんなものを選べばいいの?
そんなにも美白に効果があるならぜひ使ってみたいですよね。
前述の通り、以前は皮膚科での処方のみでしたが最近では市販の化粧品にもハイドロキノンは配合されています。
では、実際にどんな化粧品を選べばいいのでしょうか。
ハイドロキノンは、その効果が高い反面、肌への刺激も強い成分です。また、ハイドロキノンが不安定な状態だとそれもまたお肌へ刺激を与えてしまいます。
なので、1~3パーセントまでの低濃度の配合の化粧品で、かつハイドロキノンが安定している状態のものが望ましいです。
アンプルール
(公式サイトより http://www.ampleur.jp )
独自開発の新安定型ハイドロキノン配合です。
マイクロカプセル化することでハイドロキノンが時間差でじわじわとメラニンに効果を与えてくれます。
敏感肌の人でも使用できるタイプのハイドロキノン化粧品です。
ビーグレン ホワイトケア
(公式サイトより http://www2.bglen.net )
低刺激のドクターズコスメで有名なビーグレンからも、ハイドロキノン配合のシリーズが出ています。
シミに長時間作用する効果や、肌への刺激を低減するビーグレンらしい肌に優しい作りになっていておすすめです。
シミにももちろん効果はありますが、顔全体に使用できるので肌がワントーン明るくなるという口コミも良く目にします。
3. ハイドロキノンはどう使うと効果的なの?
では、ハイドロキノン配合の化粧品はどのように使うと効果的なのでしょうか。
夜に使用する
夜は肌が代謝を行う時間です。寝る前に使用することでメラノサイトへの作用効果を高めることができます。
ハイドロキノン配合の化粧品がナイトクリーム系が多いのはこのことも理由の一つになっています。
肌の代謝が上がるように、夜はゆっくり湯船であたたまり肌のゴールデンタイムの22時から2時の間にはハイドロキノンを塗って就寝しましょう。
洗顔後、しっかり保湿してから使用する
ハイドロキノンは肌への浸透力が強い成分で、洗顔後直接使用すると効果が出すぎる可能性があります。なので、化粧水や乳液でしっかりと保湿してから使用するようにしてください。
使用期限を守る
ハイドロキノンは不安定で酸化しやすい成分です。市販の化粧品にも使用期限が設定されているものが多いのですが、その場合は必ずその期限を守ってください。
使用期限が過ぎ、酸化してしまったハイドロキノンは効果が出ないだけでなく、お肌を傷つけることもありますので注意が必要です。
紫外線対策はきちんと
ハイドロキノン化粧品を使用しているときのお肌は、ハイドロキノンがメラノサイトに作用するため非常に紫外線に弱くなっています。
その状態のまま外に出るのは、紫外線対策をせずに真夏のビーチに行くくらい肌へのダメージがあると言われていますので、UVクリームや日傘などでしっかりと紫外線対策を取りましょう。
そうでないと、却ってシミができてしまいます。
4. ハイドロキノンに副作用はないの?
美白にかなり効果のあるハイドロキノンですが、副作用はないのでしょうか。
何度か触れていますが、ハイドロキノンは非常に不安定な成分です。
使用方法をきちんと守れば大丈夫ですが、そうでないと肌トラブルを招いてしまう事もあります。
具体的には、どんな肌トラブルがあるのでしょうか。
炎症、赤み
ハイドロキノンは成分が強いため、人によっては肌に合わずに炎症を起こすことがあります。敏感肌でも大丈夫と謳っているものでも事前のパッチテストをおすすめします。
しっかりと保湿をすること
ほかの美白成分でもあることですが、ハイドロキノンを使用しているとお肌は乾燥しがちになってしまいます。
上記のおすすめ化粧品をライン使いするなら、保湿も十分考えて作られているので安心ですが、美容液やクリームを単品使用するときはしっかりと保湿することをおすすめします。
紫外線に弱くなる
前章でもふれましたが、ハイドロキノン使用中のお肌は紫外線に弱くなっています。
しっかりと紫外線対策をしないと美白するつもりが却ってシミができてしまう、ということもあるので注意してください。
また、夜用のクリームを効果があるからと昼間に使用するのもおすすめできません。用法と容量はきちんと守って使用してくださいね。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
ハイドロキノンは正しく使用すれば美白の強い味方になってくれる成分ですので、使用方法をしっかりと守り、紫外線対策と保湿をきちんと行ってくださいね。
ハイドロキノン配合の美白化粧品については、別記事「シミを薄くするおすすめの美白化粧品」を参考にしてみてください。