大容量ポータブル電源。車中泊にも人気の3強比較!おすすめランキング
在庫切れ続出で大人気の大容量ポータブル電源。車中泊やアウトドア、災害時の備えなどに持っていて損はないアイテムです。
ポータブル電源は価格と性能がほぼ比例していますが、大容量でコスパに優れ、信頼性の高い人気の3社の商品を徹底比較しました。
人気のポータブル電源。大容量を買うべき理由
ポータブル電源は200Whクラスの小さめのものもありますが、大は小を兼ねます。持ち運ぶなら多いに越したことはありませんし、大容量を買っておけばいざというとき困りません。
特に車中泊やキャンプ、アウトドアでの利用を考えているなら、絶対400Wh以上の大容量がおすすめ。
まず、容量が小さめのものは使用中に充電が切れてしまったり、そもそも最大出力が足りずに使いたい電気製品が使えなかったりしますが、大容量なら小型の家電はだいたい動かせます。
また、ポータブル電源に使われている蓄電池は充電回数を重ねたり経年によりおよそ10年前後で寿命を迎えますが、その間徐々に劣化していきます。
同じ50%の劣化でも、もとの容量が200Whなら100Whまで下がってしまいますが、600Whの製品なら50%劣化した場合も300Whは取り出せる計算になります。
結果的に、大容量を買っておけば電源として役立つ期間も長くなり、容量が小さいものを何度も買い替えるよりコスパが良いといえるのです。
大容量ポータブル電源の選び方
大容量ポータブル電源を選ぶ際には、以下のチェック項目を確認しておくと安心です。
●蓄電容量が400Wh以上ある
●対応ジャックが多い
●ソーラー充電にも対応している
●リチウムイオン電池を使用している
●波形が正弦波タイプである
●メーカーが信頼できる
蓄電容量が400Wh以上ある
例えば電気毛布は50~90Whほどなので、車中泊などで一晩使う場合は400Whほどの容量が必要です。
夏場に扇風機と小型冷蔵庫を一晩使用するだけでも300Wh程度は必要になるので、余裕をもって電気を使用するためには400Wh以上は欲しいところです。
対応ジャックが多い
100Vの電気製品が使えるACコンセントの他、DC12Vのシガーソケット、USBポートがあるとさまざまな製品が簡単に使えるので便利です。
基本的に、対応ジャックが多いほうが高性能であるといえます。
ソーラー充電にも対応している
ポータブル電源は100Vコンセントから充電できますが、外出先で使用する場合などは充電できる場所が限られてしまいます。
コンセントがなく電源が得られないときでもソーラーパネルで充電できれば、完全にアウトドアでの稼働が可能になります。
キャンプなどではもちろん、防災グッズとしてもソーラー充電に対応しているものがおすすめです。
リチウムイオン電池を使用している
ポータブル電源には「鉛蓄電池」と「リチウムイオン電池」を使用しているものがありますが、基本的には軽くて寿命の長いリチウムイオン電池がおすすめです。
正弦波タイプである
電波形は矩形波ではなく正弦波タイプを選べば電力のロスが少なく、出力も安定しているのでほとんどの家電が使用できます。
特にテレビやパソコン、ポータブル冷蔵庫などは正弦波に対応した電源を使用する必要があるので、こうした機器を使いたい場合は注意しましょう。
メーカーが信頼できる
あまりに安価なものやノーブランドのものを使用していると、すぐに壊れたり、最悪の場合発火する危険性もあります。
スマホやタブレットのバッテリーが発火する事故も相次いでいるので、信頼性のあるメーカーのもの、万が一のときのためにPL保険に加入しているものなど、安心して使用できる製品を選びましょう。
人気の3強を徹底比較したおすすめランキング
第1位![]() PowerArQ (パワーアーク) |
第2位![]() suaoki ポータブル電源 |
第3位![]() Anker Power House |
電力容量 600W |
電力容量 400W |
電力容量 434W |
AC出力 300W 最大500W |
AC出力 300W 最大500W |
AC出力 120W 最大160W |
価格 64,800円 |
価格 44,880円 |
価格 49,800円 |
1Whあたり 108.0円 |
1Whあたり 112.2円 |
1Whあたり 124.5円 |
充電時間 ~8時間 |
充電時間 ~9時間 |
充電時間 ~9時間 |
ソーラー充電 可能◎ |
ソーラー充電 可能◎ |
ソーラー充電 不可× |
対応ジャック AC出力×1口 DC出力×2口 USBポート3口 |
対応ジャック AC出力×2口 DC出力×3口 USBポート4口 |
対応ジャック AC出力×1口 DC出力×1口 USBポート4口 |
出力方式 正弦波 |
出力方式 正弦波 |
出力方式 不明 |
バッテリー リチウムイオン電池 |
バッテリー リチウムイオン電池 |
バッテリー リチウムイオン電池 |
重量 6.0kg |
重量 5.6kg |
重量 4.2kg |
サイズ 19.2×30×24.1cm |
サイズ 14×23×23cm |
サイズ 14.5×20×16.5cm |
保証期間 24か月 |
保証期間 12か月 |
保証期間 18か月 |
PowerArQ(パワーアーク)
大容量のポータブル電源としてはsuaokiとAnkerがメジャーでしたが、最近登場したイチ押しがこの商品です。蓄電容量が600Wと他より圧倒的に大きく、コスパが良い上に他の2商品より充電時間も短く、重量もsuaokiと比べて400gしか差がなくサイズもコンパクトです。 suaokiは安っぽいという不満も多いですが、こちらはルックスの良さも魅力。倒れにくい横長のデザインなので車載やキャンプ時も安心して使用できます。 車のバッテリー上がりを直せるジャンプスターター機能が搭載されていないのが残念ですが、安全性確保のためだそうで仕方ないですね。
PowerArQの口コミ・評価
◆AnkerもSuaokiも所有していますが、こちらの充電時間が一番早いです。使い方としてはどの製品も同じような感じです。
◆suaokiと迷いましたが、容量の多さと安全性が決め手になり購入しました。思ったより小型で色や形も良く気に入っています。
◆全体が樹脂製で、頑丈で壊れにくそうな点が良い。シガーソケットから充電できないのが残念。
suaoki ポータブル電源
PowerArQが登場するまで、人気で在庫切れ続きだったのがこちらです。 対応ジャック数が3機種のなかで最も多く、ソーラーパネルからの充電も可能。車のバッテリー上がりにも対応できて大変機能的です。 PowerArQと同じく、ソーラーパネルから充電しながらの電力使用も可能です。
suaokiの口コミ・評価
◆デザインの良さはAnkerですが、安さに惹かれてこちらを購入しました。見た目がやはりチャチな感じがしますが今のところ便利に使えています。
◆シガーソケットからも充電できるが、まるで使いものにならないので、AC電源やインバーターを通しての充電がおすすめ。ソーラー充電も手軽にできる。
◆リチウム電池であることと、400Whが決め手になり購入。車中泊で一晩電気毛布を使ってPCを充電しても、まだまだ余裕があります。エンジンをかけなくても快適に眠れます。
Anker PowerHouse
Ankerはモバイルバッテリーなどでシェアの高いアメリカのブランドです。suaokiより少し前に発売されました。 スタイリッシュなデザインとブランド力、使いやすさから品薄が続き、一時は定価の3倍ほどの高値がついていましたが今は落ち着いています。 他の2機種よりAC出力が小さくパワーが出せない、ソーラー充電ができないなどコスパと機能面でやや劣っていますが、見た目やブランドにこだわるなら選択肢に入れても良いでしょう。
ankerの口コミ・評価
◆ハンドルがあるので持ち運びやすく、操作方法や表示もわかりやすくて良い。
◆材質や仕上げが綺麗すぎて、屋外での使用がためらわれます。傷がつきにくい素材を使用してほしかったです。 }
◆充電中のACアダプタが異常なほど熱くなるため、耐久性が心配。使用に関しては問題ありません。
ポータブル電源とは何か
ポータブル電源とは、蓄電さえしておけば発電機がなくても電源として利用できる持ち運び可能なバッテリーのことで、家庭用蓄電池とも呼ばれます。
ポータブル電源のメリット
ポータブル電源をもっておくと、キャンプやバーベキューなどのアウトドア、車中泊、野外ライブなどでの電源として使用できるほか、災害時の備えとしても役に立ちます。 また、発電機のように音がうるさくないため、車中泊で睡眠時に電気毛布や扇風機を使用する際も音を気にせず使用でき、周囲の迷惑にもなりません。 キャンプでは、電源区画されていない良いロケーションのもとに設営できるのもメリットでしょう。 停電時や災害時にも1台あると心強く、太陽光充電に対応しているものを選べばコンセントやシガーソケットなどがなくても自家発電と蓄電が可能です。
ポータブル電源のデメリット
ポータブル電源には主にリチウムイオンバッテリーか鉛バッテリーが使われていますが、どちらも充電を重ねたり経年によって徐々に劣化していきます。 一度購入すれば永遠に使えるものではなく、やがては劣化していくものと考えておきましょう。 また、矩形波や疑似正弦波のポータブル電源では使える電気製品に制限があり、使いたいものが使えない場合があります。 蓄電容量の少ないものや、電力を多く使用した場合は、電力が持たない場合もあるのもデメリットといえます。
ポータブル電源の使い方
ポータブル電源は充電してから使用します。ACコンセントの他、シガーソケット、USBポートなどがあるため、繋ぐだけで簡単に電気製品が使用できます。
充電方法
ポータブル電源は家庭のコンセントなどから充電できます。車のシガーソケットから走行中に充電できるものや、ソーラーパネルから充電できるものもあります。 充電方法は多い方がより便利です。急速充電できれば充電時間も短縮できるので、購入前に確認しておくとよいでしょう。
使用方法
充電したポータブル電源に電気製品のプラグをさすだけで、そのまま使用できます。
大容量なら車中泊やキャンプ、アウトドアで大活躍
ポータブル電源は容量が大きければ大きいほど、活躍の幅も広がります。400Whあれば、200Whクラスでは難しいさまざまな電化製品を動かすことができます。
電気毛布や扇風機、サーキュレーター
電気毛布は50Whほどです。400Whの蓄電があれば一晩充分使えます。小型の扇風機やミニサーキュレーターは30Whほどなので、600Whあればほぼ1日中回せます。
スマホ、タブレット、デジカメの充電やテレビ視聴も
600Whあれば、ノートパソコンを23回フル充電でき、デジカメは150回充電可能。 USBポートの口数が多ければ、より多くのデバイスが充電できます。
冷蔵庫や電動シャワー、小型ミキサー、ジューサーにも対応
大容量であれば、これまで屋外で使えなかった家電も楽に使えます。キャンプやアウトドアでの時間をより快適に過ごせます。
電動工具も動かせる
インパクトドライバーは600Whで約30回充電できます。屋外でのDIYにも役立ちます。
非常時や災害時、停電時の備えに
停電などで電気が使えないと、いろいろなことが不便になります。 発電機がなくてもポータブル電源を備蓄しておけば、災害時や急な停電時などに電源として利用できます。
オフグリッド生活にも欠かせない
オフグリッドとは、電力会社からの送電系統とつながっていない電力システムを指します。 電線のない地域でオフグリッド生活を送る人にとっても、ソーラー充電ができるポータブル電源は欠かせません。
人気で品薄のポータブルで電源はどこで買える?
蓄電容量の少ないポータブル電源は大型電気店やホームセンターのバッテリーコーナーで売られていることもありますが、上記で紹介している人気の大容量ポータブル電源を店頭で見かけたことはまだありません。 売り切れや入荷待ちになっていることも多いですが、PowerArQとAnkerはAmazonで、suaokiは楽天で売られているのでチェックしてみてください。
PowerArQ(パワーアーク)
suaoki ポータブル電源
Anker Power House