校閲ガール・原作のあらすじを簡潔にネタバレ!結末はどうなる?

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2016年10月期の水10ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」が10月5日から放送開始されましたね。

こちらは原作がある作品であり、原作の内容が気になる方もいらっしゃると思いますので、実際に読んだ上で原作1巻「校閲ガール」のあらすじを簡単にネタバレしていきたいと思います。

また1巻の結末がどうなるかについても触れていきますね~。

「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の原作のあらすじネタバレ

「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の原作は現在、1巻「校閲ガール」、2巻「校閲ガール ア・ラ・モード」、そして10月27日発売予定の「校閲ガール トルネード」の3巻構成となっています。

今回あらすじのネタバレを紹介していくのは1巻「校閲ガール」で、ドラマの内容とも色々と設定やストーリーが違うところも多いので購入をご検討中の方の参考になればと思います。

「校閲ガール」は全5話+エピローグという構成になっており、各話のあらすじをざっと紹介させて頂きます。

◆第1話

ドラマ1話とも大まかなあらすじは同じであり、悦子が著書の校閲を通して、ミステリー小説家の大御所・本郷大作と強く関わっていくお話です。

【人物】

  • 悦子:本作品の主人公。憧れの雑誌”Lassy”の編集者になりたいという夢を叶える為に、出版社・景凡社に入社するが、そこで待ち受けていた仕事は”校閲”という、ファッションの華やかさとはかけ離れた地味な仕事であった。
    思ったことは何でもハッキリ言う性格。

    こう‐えつ〔カウ‐〕【校閲】
    [名](スル)文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること。「専門家の―を経る」「原稿を―する」
    引用元:「goo辞書」より

  • 本郷:ミステリー小説家の大御所。業界の間では愛妻家として名高い。
  • 貝塚:作家のプライベートしか管理せず、原稿の内容は全くチェックしない無能編集者by悦子。

悦子の破天荒な性格からくる今までに無いタイプの校閲に一度は怒りながらも悦子のことに興味を持つ本郷。

作家と校閲は本来直接やり取りしないのが基本だが、貝塚の図らいで本郷との飲み会に同席することになり、そこでの悦子の態度にますます興味を持つ本郷。

更に本郷の指名で再度、悦子は本郷の著書を校閲することになる。

 

しかし悦子には、本の内容でどうしても気になることがあった。

それは本郷の小説には何故か主人公の移動時間がキッチリ書かれており(普通はそんな明確には書かない)、その時間は何故か現実の移動時間と2時間ほどズレがあったということ。

その理由は愛妻家で知られる本郷と、その妻との驚くべき関係にあったのである…

校閲という表には出ない仕事が、悦子という規格外の人間を通して外の人間関係に深く関わっていく一歩目の話になっています。

また人間関係が小説に影響し、それを校閲という仕事を通して見抜いていくという展開が非常に面白く、見どころとなっています。

◆第2話

悦子が価値観の違いで全く気が合わない、同期の社員であり編集者の藤岩と強く関わっていくお話です。

【人物】

  • 藤岩:悦子の同期入社であり、編集部に所属。ファッションに関しては無頓着で、悦子のことは良く思っていない。
  • 米岡:性別は男だけど中身は乙女。悦子と同じ校閲部で、オシャレにも非常に気を使っている点もあり、悦子の良き理解者。
  • 是長是行:デビューしてまだ5年なのに、大御所しか担当しない部長クラスの人間が編集担当している謎の人物。

ある日、藤岩が担当していて且つ憧れの作家・四条真理恵の著書が、丸川賞という大きな賞にノミネートされることになり、担当編集者がセッティングしたお店で受賞結果を作家と共に待つ、通称”待ち会”というものに行くことになる。

そのお店はアランデュカスという、オシャレに詳しい人間の間では有名な銀座の高級店で、悦子の憧れの雑誌”Lassy”にも掲載されたことがあった。

デュカスをディカスと間違えたり、アランデュカスは三ツ星とったシェフの名前で、店の名前はベージュであることすらも知らない藤岩が、ヨレヨレのスーツで行くことに悦子は憤りを感じながらも、藤岩のファッションをコーディネートしてあげることになる。

藤岩と同じマリエンヌ(四条真理恵の信者)である米岡が、ファッションに関しての意見は悦子側だということもあり、渋々と悦子に連れて行かれるのであった…

悦子のファッションに関する強い想いが、意外な関わりを通して藤岩のファッションへの無関心さを変えていくきっかけになる話でもあります。

校閲を通して悦子が是永に興味を持っていく最初の経緯についても語られます。

◆第3話

悦子が憧れのファッション雑誌”Lassy”のファッションエッセーを書いていた、セレブ御用達のブランド「Toxxy」代表のフロライン登紀子の著書「淑女の羅針盤」の校閲を担当することになるお話。

最初は憧れの登紀子の著書を校閲出来ることに強い興奮を覚える悦子であったが、校閲していくうちに「淑女の羅針盤」の内容は同世代の女性には同意を得られないものであることに気付き、モヤモヤする悦子。

性格が故に最終的には内容に関して口出した手紙を同封してしまうが、その結果から登紀子から苦情が入り、また校閲としても越権行為を働いたと、人事部かお咎めを受けてしまう。

更に他のミスも加わり、文芸校閲から雑誌校閲に異動となってしまうのであった…

今まで強気の態度を見せてきた悦子が初めて弱気な一面を見せ、また校閲の仕事の重要さを認識する最初のきっかけになるお話です。

また裏では幸人というモデルの仕事をしているという是永の意外な一面を知ったり、是長に自分が出演するメンズのファッションショーに招待されるという是永と悦子の恋愛的なパートも多い話にもなっています。

◆第4話

本郷先生が疾走するお話です。

本来校閲部に作家のトラブルは関係ないが、以前に関わりがあり、お気に入りでもある悦子が貝塚の命令で個人で連絡を取らされることになる。

その場では電話を取らなかった本郷であったが、後日悦子の携帯に電話が入り、妻の失踪が原因であるという衝撃の事実を知らされ、妻の捜索の協力を仰がれることに。

面倒事に巻き込まれるのは嫌であった悦子であったが、妻を見つければ女性誌に口を利いてやるという約束で協力することになる。

唯一手がかりになる、妻が書き置いていった手紙の内容は表向きには「本郷の過去の愛人との浮気について耐えられなくなった」というものであったが、真相は別のところにあったことが分かるのは後のこと…

悦子にモテ期(?)が来るエピソードもあり、強気な悦子が、是長にバレンタインデーデートのお誘いの言葉を耳元で囁かれるカタチで受けることで腰砕けになるシーンは思わずニヤニヤしてしまいますよ~。

◆第5話

本郷の妻を見つけるまでの経緯についてのお話です。

妻が残していた手紙にあまりに誤字が多すぎたことに関して、最初は只の常識知らずであ気にも留めていなかったが、日々の仕事や人との関わり・会話を通して、その誤字が実は妻からの暗号であったことに気付いていく悦子。

解決の糸を辿っていくうちに、妻が東京に帰って来る日まで予想がつくが、その日は何と是長と約束したバレンタインデートの日であった。

藤岩が登紀子の「淑女の羅針盤」をきっかけにオシャレに目覚めたり、悦子のモテ期が勘違いであることも明らかになったり、恋バナしたりと場面は色々と変わっていきますが、全ては本郷の妻の脱走の理由を知る手がかりになっていたり、悦子が校閲という仕事について考えが変わっていく背景になっていて、集中して読まないと途中で「アレ?」ってなります。

校閲ガール1巻の結末は?

1巻「校閲ガール」のエピローグでは是長とデートの後日談が語られており、バレンタインデートは成功し、次のデートにも上手く繋がれたことが語られます。

また悦子が校閲とファッションとの共通点を見出し、校閲の仕事の面白さを実感していくというエピソードも書かれており、ちょっと解釈的になるかもしれませんが、その理由としては以下のように説明されています。

悦子は是永を顔で選んたことを認めており、それが間違っているとは微塵も感じていない。

第一印象をクリアすることで、相手の内面を知ることへ繋がるからだ。

だからこそ第一印象を整えるファッション業界の存在意義がある。

それはどんな内容が良い小説も日本語が無茶苦茶だったら読者には伝わらず、それを美しく整えていく校閲の仕事と通じることがある。

これは、「良いものを作れば自然と評価される」と思っている人には耳が痛い話なんじゃないかな~と思いました。

どんな良いものも相手に伝わらなければ意味がないですものね。

 

校閲の仕事の面白さに気付いた悦子の今後の活躍、また是永との関係がどうなっていくかが気になるという展開で1巻「校閲ガール」は終わりとなります。

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もし今記事を通して「校閲ガール」にご興味を持った方は、是非一度読まれてみることをおススメします!

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