[ スーパーサラリーマン左江内氏 ] 第1話 土曜21:00~22:00 日テレ系列
「さえないスーパーサラリーマンが世界も家庭も救うかも?」
平凡なサラリーマンが、ある日突然ヒーローになり 悪いヤツらをやっつける!
ストーリーとしてはたしかに、そういう話なのだけど キャラクターによってはまるで話が違ってきてしまう。
主人公の左江内(堤真一)は、 「責任を負うことが何よりも嫌だ」 と公言してはばからない万年係長のサラリーマン。 部下からも上司からも、特に信頼はない。 さらに、妻・円子(小泉今日子)は絵に描いたような鬼嫁。 左江内曰く、「1日15時間寝ないとだめ」なため お弁当作りなど家事諸々は夫任せ。 常にソファに寝転がり、左江内に指示を出すという強烈な女性。 娘・はね子(島崎遥香)は反抗期だし、 息子・もや夫(横山歩)はしたたかだし。 家庭での立場は中々のものだが、 そんな家族のことを左江内はとても大切に思っている。
そんな彼が、ある日突然知らない老人から 「今日からヒーローになれるよ。スーパーサラリーマンだ」 と、スーパーマンのスーツを手渡されたことをきっかけに ヒーローとして活躍し始める。
このヒーローの特徴としては ・ バッジで簡単に変身できる ・ 「助けて」という声が直接耳に届く ・ 人々の記憶には残らない ・ 空も飛べるし力は強くなるし、火も恐くないしわりと無敵。
というところかな。
藤子・F・藤雄さんが原作ということもあってか、 ドラマなのだけどアニメを見ているように思えてくる。 しかもヒーローと言っても 「全員は助けられない」と悩んだり、 いつも頑張ってるんだからこれくらいは、と ヒーローの力を使って飛んで帰ったり温泉に行ったりする。 至って普通スペックのサラリーマンだ。
鬼嫁に怯え、家族に尽くし、会社では責任を追わないように仕事をする。 まさに冴えないサラリーマンが、今後スーパーサラリーマンとして どのようなストーリーを作り上げて行くのか。
「1週間頑張ったあなたを全力で労います」 との謳い文句通り、 土曜の夜にちょっと笑って気軽に観られるドラマだ。
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