[ スーパーサラリーマン左江内氏 ]最終話 土曜21:00~22:00 日テレ系列

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「左江内氏の周囲に存在する愛すべきキャラクター達」

 

 

スーパーマンを引退すると同時に係長と父親からも引退

 

接待ゴルフと息子のための超人気ゲーム購入命令の板挟みになり、SOSへの反応が少し遅れてしまった。

幼い子供がマンションのベランダから落ちるのを助けることができなかった罪悪感から、左江内はついにスーパースーツを返却し、スーパーマンを辞める。

 

晴れ晴れとした気持ちで翌日会社に向かうと、謎の男・米沢(佐藤二朗)が左江内と入れ替わり、同僚達も家族も、左江内のことを何一つ覚えていなかった。

 

どうして、と慌てる左江内の前に、謎の男・米沢がキャプテンマンとして現れ、「希望通り、なんの責任も持たなくていいようにした」と告げる。

なんの責任も持たなくていいのもいいなぁ、なんて思いつつも、息子が欲しがっていたゲームソフトを見つけて、つい喜んでしまう・・・。

 

円子の深い愛

 

そんな時、円子が乗っているバスがバスジャックに遭っていることを知った左江内は、もう一度スーパーマンになることを決意し、現場へ向かう。

 

車内では、気弱な若者(菅田将暉)が拳銃をつきつけて乗客達を脅していた。 隙をついて拳銃を奪うが、犯人は刃物も持っていた。

 

左江内に向かった刃物を振りかざす犯人に向かって、円子が 「あたしの旦那に手を出すんじゃねー!」と飛び蹴り。

そして「あいつに手を出していいのはあたしだけなんだよ!」と宣言。

 

普段、夫を虐げている円子だけれど、そこにはどうやら深い愛情があるみたいだ。

だいぶ屈折しているけれど、これも1つの夫婦の形。

 

これでこその左江内家なのだ。

 

やっぱりとんちんかんな小池刑事と刈野警察官

 

バスジャック犯逮捕に向かった小池刑事(ムロツヨシ)と刈野警察官(中村倫也)とその他の機機動隊達は、いつものごとく盛大な忘却光線を浴び、 いつものごとくなぜか事件が解決している展開。

 

呆然としている機動隊達に向かって 「い、い、慰安旅行だよ〜〜〜!」と誤摩化し叫ぶ小池刑事に 「やった〜〜〜」と持ち上げる刈野警察官のいつものコンビ。

 

最初から最後まで、なんの成長もない彼らは、ある意味安定度120%だった。

 

スーパーマンに復帰する左江内

 

スーパーマンとして復帰した左江内は、いつものごとく家庭では妻や子供達に文句を言われながら生姜焼きを作っているが、その表情は晴れやかだ。

職場では急ぎの仕事が舞い込んで文句を言う同僚達を鼓舞している。

 

一度は逃げ出した「責任」にきちんと向き合うことで、何かがふっきれたのだろう。

 

キャプテンマンによると、スーパーマンに選ばれるための条件は 「最大公約数的常識観。

力を持っても悪事ができない小心者。ぱっと見冴えない」ことであるという。

 

しかも左江内の場合は、名前までも「さえない」。

その理由を聞いて若干がっかりする左江内だけれど、それでも 「ま、いっか」と思えてしまうところが「左江内らしさ」だ。

 

美人なだけが取り柄の家事も何もしない妻・円子。

反抗期まっさかりの生意気な娘・はね子。

若干小学1年生にしてすべての物事を斜めに見るもや夫。

 

全員仕事をバリバリこなすわけではない営業三課の面々。

中々にしたたかな老人。

 

毎回、手柄をちゃっかり自分達のものにする小池と刈野。

そして、ちっともスーパーマンらしくない冴えないスーパーマン。

 

一人一人スピンオフドラマができそうなくらい濃いキャラクター達の魅力が存分に詰まったドラマだった。

 

 

たがみゆうこ

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