[ スーパーサラリーマン左江内氏 ] 第9話 土曜21:00~22:00 日テレ系列

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「大人の競争は辛いよ」

 

 

営業三課の万年係長が左江内(堤慎一)ならば、蓑島(高橋克美)は万年課長だ。

 

その課長が、なんと、部長に昇進する事が決まったのだ。

やる気も能力もない蓑島の昇進に、課内は驚愕。

 

そして気づく。

 

そしたら空いた課長の座には誰が・・・?と。

順当に考えれば係長の左江内が課長に昇進だろう!という予想に 左江内も、舞い上がってしまう。

 

左江内以上に舞い上がったのは、左江内家の人々だ。

 

円子(小泉今日子)は「課長になったらスーツを新調しなきゃ!」とスーツを買い込み、お祝いパーティーを開く。

 

けれど、結局課長には別の人間が収まることになり、 左江内も左江内家の人々も、がっくりと落ち込んでしまった・・・。

 

しかし!

ここでさらなるどんでん返し。

 

いつものようにスーパーマンになり、強盗に入られた家を助けると そこはなんと左江内の勤めるフジコ建設の社長の家だった!

 

昇進するかしないかというゴタゴタもあった左江内は、 ちょっと打算的に忘却光線をオフにする。

(そんなことできたんだなぁ・・・) するとどうなるか。

 

自分を助けたのが、自分の会社の社員だと知った社長は、 感謝の気持ちを表すために左江内を部長に昇進させることを決めたのだ。

 

さて、ここで一番とばっちりを受けてしまったのは、 昇進が決まっていた蓑島だ。

昇進が取り消しになり、課長に戻ることになった蓑島は抜け殻のようになってしまう。

 

それを見た左江内は良心の呵責に絶えかねて、 蓑島を部長に戻すための作戦を実行する。

 

毎回様々な職業になってでてくる不思議な人物・米倉(佐藤二朗)は、今回万年係長ということだったのだけど、彼と左江内が「社会の競争」について愚痴る。

 

子供の頃から競争は嫌いで、大人になればこんな世界からは抜けられるだろと思っていた。

なのに、大人になったら、もっとえげつない競争が待っていたのだ。

 

大人の競争はとてもえげつない。

無責任で楽天家で真面目で、可愛い程度のズルしかしない左江内ですら 画策してしまうくらいは、えげつない。

 

「勝ち組か負け組か」と問われれば勝ち組じゃなければ存在価値がなくなってしまうとつい思ってしまうくらいには、社会はなんだかえげつない。

 

そんなえげつない中で、 蓑島のために返送してドラム管に拘束した社長をガンガン蹴るというおバカな芝居を思いついた左江内やそれに付き合った池杉に、心が少しほっとする。

 

結局正体はバレて一度は全員クビになってしまうが、 蓑島のためを思ってのこと、ということが判明したことでクビは取り下げられる。

 

そして晴れて、全て元通りだ。 万年課長の蓑島と万年係長の左江内。 やっぱり人には、落ち着くポジションというのがあるのだ。 2人には、ぜひとも昇進しないでほしい。

 

 

たがみゆうこ

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