[ 東京タラレバ娘] 最終話 水曜22:00~23:00 日テレ系列

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「率直な感想を言ってしまうと、「あーあ。」という感じはあるけれど。」

 

 

元奥さんのことでボロボロになっているKEY(坂口健太郎)を放っておけず、早坂さん(鈴木亮平)との約束をすっぽかして、一晩家に泊めた倫子(良隆由里子)。

 

もちろん早坂さんにはそんなこと言えるわけもないので隠し通そうとするのだけど、ひょんなことから(居酒屋の常連のおじちゃんが目撃してた)早坂さんにバレてしまう。

 

早坂さんの気持ちになると、切なくて仕方ない。だって、倫子の態度がバレバレなんだよ・・・。

 

早坂さんのような繊細男子にとって、好きな人に他に好きな人がいるかもしれないなんていう状況は酷すぎる。

物件探しも着々と進めていたし、問題なく日々を過ごしている2人だったけど、きっと心の中は倫子とKEYへの疑惑でいっぱいだったんだろう。

 

それを考えただけで切ない。

 

だから、倫子がKEYのことを気にするそぶりをするだけで、「それダメでしょうよ・・・」と、ため息をつきたくなるのだ。

 

結局、早坂さんは倫子に別れを告げる。

「自分の気持ちにフタをしちゃだめだよ。」と、最後まで優しく、でもきっぱりと倫子を諭した。

 

きっと、KEYがあのタイミングで現れなければ、一緒にお鍋をして、物件を決めて、順調に結婚してたんだろうなぁ、とこちらもついタラレバしてしまう。

 

大人は楽しくて、時に辛い。

「30までに結婚しなきゃやばい」と大多数の女子に思わせる社会で、女子同士で集まって飲んでいるのが幸せ、だなんて言いづらい。

 

「○歳頃にはこれをしていなきゃだめ」という呪いをかけられた私たちは、タラレバ言って延々と酒を飲んでいてはダメらしい。

 

「何が幸せかを決めるのは自分自身だ」とタラとレバは言うけれど、自分自身で「これがわたしにとっての幸せ」と決め、それを選択することが、なんか少しやりづらい世の中なのだ。

 

タラレバ言いながらも、きちんとKEYに自分の気持ちを伝えた倫子は、「なにが幸せなのか」という、あまり向き合いたくない疑問に、きちんと向き合ったのだろう。

 

一夜の恋に二股に不倫。

迷いに迷ったタラレバ娘たちの迷走は、きっとまだまだ続く。

 

タラレバ言いながら、「幸せ」を模索しながら、もがき続けるんだ。

 

早坂さんを選ばない倫子に腹を立てながら、二股や不倫がやめられない小雪や香織に呆れながら、たられば言い続ける彼女達を見て反面教師にしながら、みんなみんな幸せ求めて進むのだ。

 

 

たがみゆうこ

 

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