[ 東京タラレバ娘] 第4話 水曜22:00~23:00 日テレ系列
「不倫系女子と傷を舐め合い生きて行く系女子達と。」
不倫。二股。普通にフラれる。
どれも人生にあまり登場してほしくないという点で言うと、甲乙つけ難しです。
このどれかに当てはまってしまっているのがタラレバ娘たち。
小雪(大島優子)は不倫。
香織(榮倉奈々)は元カレに二股をかけられ。
倫子(吉高由里子)はKEY(坂口健太郎)に振られます。
振られるというか、1回関係を持ったのに進展しないどころか
「俺はあんたと恋愛できない」とばっさり切り捨てられたのだけど。
わたしはこの中で一番思い入れがある(?)のは不倫ですね。
小雪は偶然知り合った丸井さん(田中圭)と思いを伝え合った時に、
「結婚している」ということも聞きます。
けれど同時に、彼はこうも言うんです。
「妻とは別居中だから」
「不倫なんて初めて」
小雪は、この言葉を最後の支えにするんです。
「不倫だけど、わたしは他の不倫とは違う。相手は私のことをちゃんと思ってくれているのだから。」
大抵の女子にとって、不倫は一度は通る道。
特に20代の女子にとって、まだ社会の中で必死にもがいている同年代の男子よりも、様々な経験を経て確固たる地位と自身を身につけた男性は魅力的。
完璧な不倫とまでいかなくても、いい感じになったくらいのことなら
ほとんどの女子が経験しているはず。
そこからさらに一歩踏み出してしまうかどうかは、人によるけれど。
小雪は、踏み出してしまった。
そして不倫の際に、もう絶対やってはいけないことをしてしまった。
「SNSチェック」
これ、鬼門ですよね。
相手の男性はなにもアップしてなくても、色んな人にタグ付けされている可能性は高く、丸井さんのように「既婚」になっていて、さらに奥さんのページにも簡単に飛べてしまう。
そして、まんまと発覚するんです。
丸井さんの奥さんは、出産のために里帰りしているということを。
(SNS対策をしていなかった丸井さんは、不倫は本当に初めてだったかもしれないですね)
小雪がくじで当てた温泉旅行に行くはずが、
「家族の緊急入院」でダメになります。
(きっと奥さんの出産関係)
それぞれぼろぼろで、お互いの傷をえぐるような事を言い合い、
険悪になってしまった3人だったけれど、
1人で温泉に向かった小雪からの連絡を受けて、
元カレに「彼女が帰ってくるから」と部屋を追い出された香織と、
KEYに「あたしたちはこれからも女3人でつるんでく」と宣言した倫子もやってきて、全員集合です。
女3人で温泉に浸かり、お酒を飲み、タラレバつまみに愚痴り合う。
端から見たら、ただただ不毛なだけかもしれない。
でも、傷ついても、もう起き上がれないと思うくらいぼろぼろになっても、
またやってやろうと思えるのは、
傷の舐め合いができる女友達がいるからなのだ、きっと。
「傷なめ合って、笑った先にも、幸せはあるかもしれない」
不安も全部抱えて立ち上がり、未来へ向かって進んで行くしかないんです。
たがみゆうこ
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